Japanese Patent Case
令和4年(行ケ)10008号の審決取消請求事件の概要は以下の通りです。
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請求内容: 本事件では、原告の株式会社ユカリア(株式会社レイズの訴訟承継人)が、特許庁が無効2020-800073号事件に関して行った審決(特許第6407464号の請求項に係る発明の特許を無効とする審決)の取消を求めています【7†source】。
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判決の結果: 知的財産高等裁判所は原告の請求を棄却し、訴訟費用の負担を原告に課しました【6†source】。
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請求項1の内容: 「患者を識別するための第1患者識別情報を端末装置より取得する第1取得部と、前記第1患者識別情報と、患者を識別する情報としてあらかじめ記憶された第2患者識別情報とが一致するか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部が一致すると判定した場合、前記第2患者識別情報に対応する患者の医療情報を、前記端末装置へ出力する第1出力部と、前記第1判定部で一致すると判定された場合に、看護師または医師を識別するための第1医師等識別情報を前記端末装置から取得する第2取得部と、前記第1医師等識別情報と、看護師または医師を識別する情報としてあらかじめ記憶された第2医師等識別情報とが一致するか否か判定する第2判定部と、前記第2判定部が一致すると判定した場合、前記第2患者識別情報に対応する患者の医療情報のうち前記看護師または前記医師が必要とする医療情報を含む表示画面を、前記端末装置へ出力する第2出力部と、を備える情報処理装置。」【8†source】。
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その他の情報: 本事件の具体的な争点や判断基準については、追加情報が必要です。
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関連する特許や判例: 本件に関連する特許や判例の検索には、"情報処理装置", "患者識別", "医療情報", "無効2020-800073"などのキーワードが有効です。特許分類についても確認が必要です。
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近似する商品や実施品: この特許技術に近似する具体的な商品や実施品に関する検索には、出願人名「株式会社ユカリア」や「株式会社レイズ」、技術用語「情報処理装置」、「患者識別」、「医療情報」などを含むキーワードが必要です。検索は日本語と英語の両方で行います。
検索して
株式会社ユカリア(旧称:株式会社レイズ)が開発・販売している「ユカリアタッチ」についての情報は以下の通りです。
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製品の概要: 「ユカリアタッチ」は医療者向けのベッドサイド端末で、医療の安全性向上や看護業務の効率化に貢献する機能を多数搭載しています。この端末は、患者の安静度、禁飲食、アレルギー情報、医療・看護上の個別注意事項などをピクトグラム(イラスト記号)で表示し、医療者間の情報共有を助けています。また、バイタルデータ入力・電子カルテ自動連係機能を備え、NFC式測定器を使ってバイタルサインを電子カルテに自動連係・登録することで、データの未入力や誤入力、入力タイムラグを防止しています【55†source】【56†source】。
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導入実績と展望: 「ユカリアタッチ」は2017年2月に販売が開始され、2018年末までに5,000台以上が導入されました。特に社会医療法人財団慈泉会相澤病院(長野県松本市)や社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院(石川県七尾市)などに導入されています。今後も機能拡充を通じて医療・看護業務の支援、看護現場の環境向上や働き方改革に貢献することを目指しています【56†source】。
この情報は、「ユカリアタッチ」が令和4年(行ケ)10008号審決取消請求事件の請求項1に記載された「情報処理装置」に関連する可能性が高いと思われます。この端末は、医療現場での患者情報の効率的な収集・共有、医療事故の防止、患者対応の向上など、医療安全と看護師の業務負担軽減に重点を置いていることが特徴です【42†source】【43†source】【44†source】【45†source】【46†source】【47†source】【48†source】【49†source】。